ダイエットの新常識72:塩分を抜くだけで見た目スッキリ!水分と塩分の関係
塩分を控えると、なぜスッキリするの?塩分と水分の関係
「塩分ファスティングを始めたら、顔まわりがスッキリした気がする」
「食事を見直したら、体重が少し減った」
こうした変化を感じたとき、「脂肪が減ったのかな?」と思う方もいるかもしれません。けれど、短期間で起こる体重の変化には、体の中の「水分」が関わっていることがあります。
今回は、塩分と水分の関係から、スッキリ感じる理由をひもといてみましょう。
塩分と水分には、深いつながりがあります
塩分に含まれる「ナトリウム」は、体の水分バランスを保つために必要な成分です。神経や筋肉の働きにも関わる、私たちに欠かせない栄養素でもあります。
体は、腎臓などの働きによってナトリウムと水分の量を調整しています。ただし、塩分を摂りすぎると、体が水分を保持しやすくなり、むくみにつながることがあります。
外食の翌朝に顔が腫れぼったく感じたり、いつもより指輪がきつく感じたり。そんな身近な変化にも、前日の食事の塩分が関わっているかもしれません。
「スッキリした」の正体は、水分の変化かもしれません
塩分の摂りすぎによって余分な水分をため込んでいた場合、塩分を控えることで、むくみが軽くなることがあります。水分量の変化に伴って、体重が減る場合もあります。
つまり、短期間で体重が減ったとしても、その分の脂肪が落ちたとは限りません。体重は水分や食事の量、排便などによっても変わるためです。
また、変化の大きさや感じるまでの時間には個人差があります。「1〜2日で必ず変わる」と考えず、自分の体調を見ながら取り組むことが大切です。
塩分ファスティングは、いつもの味つけを見直すきっかけに
大切なのは、塩分を完全にゼロにすることではなく、日々の食事で摂りすぎている塩分に気づくことです。

しょうゆやみそなどの調味料だけでなく、パンや加工食品、出来合いのおかずにも塩分は含まれています。自分では薄味にしているつもりでも、食事全体では多くなっていることがあります。
まずは、食品表示の「食塩相当量」を確認するところから。麺類の汁を残す、調味料をかける前にひと口味わうなど、身近な工夫を取り入れてみましょう。
薄味でも、食事のおいしさは楽しめます

塩分を控える食事は、味気ない食事とは限りません。
野菜の甘み、きのこのうまみ、レモンやお酢の酸味、ハーブや香辛料の香り。塩味以外のおいしさに目を向けると、少ない塩分でも食事を楽しむ工夫が広がります。
食塩を加えていないスープを一食の一品に取り入れるのも、味つけを見直す方法のひとつ。素材の味をゆっくり味わう時間をつくってみてください。
数字を減らすことより、心地よく続けること
塩分ファスティングを、短期間で体重を落とすためだけのものにしないことが大切です。食事や水分を極端に減らさず、必要な栄養をとりながら、塩分の摂りすぎを見直していきましょう。
毎日の味つけを少し変えることが、自分の食習慣を知るきっかけになります。まずは今日の一食から、素材のおいしさを楽しむ食事を始めてみませんか。

※ナトリウムは体に必要な栄養素です。極端な塩分制限は避けましょう。むくみが続く、急に強くなる場合は医療機関に相談してください。食事や水分について医師の指示を受けている方は、その指示を優先してください。