ダイエットの新常識23 :「食べた塩分は排泄されるんじゃないの?」と甘く考えている方へ
塩分は自然に排泄されるのか?
「過剰な塩分は、勝手に体内に排泄されるのでは?」と考える人がいます。
確かに、人間の体には、摂り過ぎた成分を尿や汗を通じて排出する機能が備わっています。これにより、毒素やウイルス、消化できない食物繊維が排泄され、私たちの体は生命体として維持されています。
しかし、塩分の場合はどうでしょうか?腎臓が理想的にエネルギッシュに働いてくれる場合のみ、余分な塩分が排泄されますが、それでも「摂取している塩分量」が問題となります。
① 塩分排出の仕組み
塩分の主成分である「ナトリウム」は、体内で水分と密接に関わり、体のバランスを保っています。
摂取されたナトリウムは腎臓によって血液からろ過され、尿として排出されるのが主な流れです。
しかし、必要量以上のナトリウム(塩分)を摂取すると、腎臓が一度に処理しきれず、余分なナトリウムが体内に残ります。
② どの程度の塩分なら排出されるのか?
体内に入ったナトリウムの多くは、通常1~2日で尿から排出されます。しかし、これは個人差があり、全てがすぐに排出されるわけではありません。
特に塩分の過剰摂取が続いている場合、腎臓への負担が大きくなり、排出に時間がかかることがあります。
③ 排出されずに体内に溜まった塩分はどうなるのか?
排出されなかったナトリウムは、体内で水分を引きつける性質があります。そのため、余分な塩分が体内に残ると水分も溜まりやすくなり、「むくみ」を引き起こします。
顔や足のむくみは、体が余分な水分を溜め込んでいるサインです。
④ 体内の塩分が「水分を引きつける」仕組みとは?
私たちの体の約60%は水分であり、この水分は「真水」ではなく「食塩水」として存在します。その濃度は0.9%で一定に保たれています。
もし塩分が過剰に摂取された場合、体は濃度を調整するため、余分な水分を取り込みます。このため、体内の塩分量が多いとむくみや水太り肥満が発生しやすくなります。
⑤ 塩分が排出されずにむくみやすい人の特徴
完全に健康な体であれば、腎臓がしっかりと働き、塩分がスムーズに排出されます。しかし、以下のような特徴を持つ方はむくみやすい傾向があります。
- 腎臓の機能が低下している
- 血流が滞っている
- ストレスや睡眠不足が続いている(自律神経のバランスが崩れている)
- 運動不足または代謝が低下している
むくみを予防するには?
むくみを予防するには、塩分摂取量の調整だけでなく、以下のような生活習慣の改善も重要です。
- バランスの良い食事
- 適度な運動
- 十分な睡眠
- ストレス管理
「食べた塩分は排泄される」と甘く考えず、自分の体がどのように塩分と向き合っているのかを意識してみましょう。塩分ファスティングを通じて、むくみや水太りを改善し、健康的な体づくりを目指してみませんか?
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【塩分ファスティング(とこわか式塩抜きダイエット)】
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・食べても痩せるダイエット法
・3日(もしくは2日)間、塩分を一切摂取しない日々を実践。
・1日3食しっかり食べ、水分も摂取。塩分だけをカット。食欲は我慢しない。
・その後、味覚・体型・心境の変化を確認。以前とは異なり、塩分量をケアしながら生活できるようになっている為、あなたはリバウンドしにくい味覚へと変化。