ダイエットの新常識24:塩分ファスティングは3日以上は続けないで
塩分ファスティングの実践期間は3日間まで
塩分を全く摂取しない「塩分ファスティング(とこわか式塩抜きダイエット)」の実践は3日間までにしましょう。4日以上は続けないようにすべきです。
4日以上継続をしたい場合は、一旦お休みをして、通常の食生活に戻す時間を挟んでからにしましょう。1か月後あたりからの再スタートがお勧めです。
おさらい:塩分ファスティングとは?
塩分ファスティングは、3日間だけ塩分をゼロにした生活を送るダイエット法です。塩分の摂取を徹底的に控えることで、体内の余分な水分を排出し、むくみを解消することを目的としています。この方法は、短期間でスッキリとした体感を得られるだけでなく、塩分に対する感覚をリセットし、自然な塩分量を摂取できる体に導く効果が期待できます。
もちろん、体重も減少します。当社によるモニターテストでは、50人の体験者が平均で**マイナス1.8㎏(3日間)**の体重減となりました。
一方で、塩分ゼロ生活を無期限に続けることはできません。塩分ファスティングはこの点を配慮して、最大でも3日間としています。
おさらい2:塩分ゼロ生活で得られる効果
塩分ファスティングの最大の魅力は、むくみの解消です。現代の食生活では、塩分過多になりやすく、その影響で体内に余分な水分が溜まりやすい傾向にあります。塩分ゼロ生活を送ることで、この余分な水分が排出され、身体が軽くなったように感じるでしょう。
さらに、塩分摂取をリセットすることで、味覚が正常化します。塩分に頼らず素材本来の味を楽しめるようになり、食事がより豊かになります。結果として、塩分ファスティング後は塩分を少なめにした食事を自然と欲するようになり、健康的な食生活への第一歩となるのです。
塩分を4日以上ゼロにすると?
塩分ファスティングを3日以上続けると、具体的には以下のような変化が体に起こる可能性があります。
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ナトリウム不足により電解質バランスが乱れる可能性
ナトリウム(塩分)は、体内で水分や血圧を調整する重要な役割を果たしています。これが不足すると、めまいや倦怠感、さらには筋肉のけいれんや頭痛を引き起こすことがあります。重症化すると、低ナトリウム血症となり、意識障害やけいれんを伴う場合もあります。 -
血圧が低下しすぎる可能性
これにより、立ちくらみや集中力の低下、血流不足による疲労感が生じることがあります。特に元々低血圧の人にとっては大きな負担となる可能性があります。 -
筋肉機能が低下する可能性
ナトリウム(塩分)は筋肉の正常な収縮と弛緩に関わっています。塩分不足が長引くと、筋力が低下したり、筋肉のこわばりを感じることがあります。
塩分ファスティングの実践後の過ごし方
塩分ファスティングを終えた後は、自然と塩分控えめな食事を欲するようになります。この期間は、野菜や果物などカリウムを多く含む食品を意識的に摂取すると、体内の塩分バランスが整い、さらなる健康効果が期待できます。
また、加工食品や外食は塩分が多く含まれることが多いため、可能な限り避けるようにすると良いでしょう。味付けはハーブやスパイスを活用することで、薄味でも満足感のある食事を楽しめます。
塩分ファスティングで得られるライフスタイルの変化
塩分ファスティングを繰り返すことで、体が本来の塩分摂取量を覚え、自然と健康的な生活が定着します。塩分ファスティングを再開するなら、前回の実施から1か月程度を目安にしましょう。この習慣を1か月ごとに取り入れることで、むくみの改善だけでなく、味覚の正常化や体内環境の向上を実感できるでしょう。
塩分ファスティングは、3日間短期集中型のプログラムであるため、忙しい現代人にとっても取り入れやすい点が魅力です。自宅で実践できること、お腹が空かないことも、継続的に取り組める要因となっています。