ダイエットの新常識8:カロリーを減らしても「むくみ」は解消できない理由
肥満には種類がある:あなたはどのタイプ?
肥満と一口に言っても、実は大きく3つのタイプに分けられます。
それぞれに特徴があり、効果的なアプローチも異なります。
- 内臓脂肪型肥満(アンドロイド型肥満)
- 皮下脂肪型肥満(ギノイド型肥満)
- 水太り型肥満(浮腫型肥満)
1. 内臓脂肪型肥満(アンドロイド型肥満)
特徴:
内臓周りに脂肪が蓄積しやすく、腹部がポッコリと目立つタイプです。特に男性や更年期以降の女性に多く見られます。メタボリックシンドロームと関連が深く、生活習慣病のリスクが高い点が特徴です。
原因:
運動不足、高カロリーな食生活、飲酒、ストレスが主な要因です。
対策:
脂肪燃焼を目的とした①有酸素運動や②カロリー制限が推奨されます。
2. 皮下脂肪型肥満(ギノイド型肥満)
特徴:
お尻や太ももに脂肪が付きやすいタイプで、更年期の女性に多く見られます。見た目には目立つものの、生活習慣病との関連は比較的低いとされています。
原因:
ホルモンバランスの乱れが主因です。更年期に女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減ることで脂質代謝が乱れ、脂肪が蓄積しやすくなります。
対策:
過度な運動や食事制限よりも、適度な筋力トレーニングやリンパマッサージが効果的です。
3. 水太り型肥満(浮腫型肥満)
特徴:
むくみが目立つタイプで、体脂肪率が高くないのに体重が増加している場合が多いです。
原因:
塩分過多や水分代謝の低下が主な原因です。長時間の座り仕事や立ち仕事も関係します。
対策:
「塩分ファスティング」などで塩分量を減らし、水分バランスを整えることが鍵です。さらに、利尿作用のある食品(キュウリ、スイカ、キウイなど)を積極的に摂りましょう。軽い運動やストレッチも水分代謝を促進します。
大半の人は複合型肥満
多くの人は、1つのタイプに当てはまるわけではなく、複数の要素を持ち合わせています。例えば:
- 内臓脂肪型肥満+水太り型肥満
- 皮下脂肪型肥満+水太り型肥満
- 3つすべてのタイプが混在
むくみ解消には「塩分量」に注目
ここで重要なのは、水太り型肥満の解消にカロリー制限や脂肪燃焼のアプローチは不十分だということです。脂肪型肥満と違い、水太り型肥満では塩分量の管理が効果を発揮します。
塩分を減らすことで、体内に余分な水分を溜め込まず、むくみや体重増加を防ぐことが可能です。
更年期の女性にとっての肥満対策
更年期には、ホルモンバランスの乱れによる皮下脂肪の増加が自然な生理現象として起こります。この時期に、必要以上に自分を追い詰める必要はありません。
ただし、水太り型肥満には適切なケアが可能です。塩分ファスティングを取り入れ、「むくみスッキリ」を目指しましょう。
カロリー制限でむくみは解消しない
最後に強調したいのは、カロリー制限や脂肪燃焼型のダイエットではむくみが取れないという事実です。塩分の管理がむくみ解消の鍵であり、これを見過ごして「無理ゲー」なダイエットに取り組む必要はありません。
塩分量を正しく管理することで、より効果的かつ継続しやすいダイエットが実現します。「むくみ」から解放され、軽やかな日常を取り戻しましょう。
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【塩分ファスティング(とこわか式塩抜きダイエット)】
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・食べても痩せるダイエット法
・3日(もしくは2日)間、塩分を一切摂取しない日々を実践。
・1日3食しっかり食べ、水分も摂取。塩分だけをカット。食欲は我慢しない。
・その後、味覚・体型・心境の変化を確認。以前とは異なり、塩分量をケアしながら生活できるようになっている為、あなたはリバウンドしにくい味覚へと変化。