塩分にはカロリーがあるの?塩分を取ると太ると言われている原因と対策を解説します。
塩分にはカロリーがある!?
結論から言うと塩分にはカロリーがありません。
カロリーがある栄養素はタンパク質、炭水化物、脂質の3つです。
塩化ナトリウムである塩分はカロリーを持っていません。
しかし、「塩分を取ることで太りやすくなる」とは言われています。
塩分を摂ると体内に水分を溜め込んだり、食欲増進効果によりカロリーがある食べ物をたくさん食べてしまいます。
体重や外見を美しく保つためには、カロリーと同じくらい塩分量に気を遣った食生活を行いましょう。
塩分を摂ると太りやすくなるメカニズム
塩分を過剰に摂ると、外見が太って見え、食欲も増え、脂肪を溜め込みやすくなります。3つの悪い影響が出るため、気をつけましょう。
それぞれ解説していきます。
見た目が太って見える理由
塩分を過剰に摂ると見た目が太って見えます。
人の体には、体内の塩分濃度を一定に保とうとする働きがあります。
塩分を摂取すると一時的に体内の塩分濃度が上昇し、塩分濃度を調整するために体内に水分を余計に溜め込もうとします。
その結果、むくみや水太りという形で太って見えてしまいます。
食欲が増す理由
塩分が多い「濃い味付け」の食事は、食欲増進の悪影響があります。濃い味付けの食事だとご飯が進んだり、よく噛まずに食事をしてしまう傾向があります。
よく噛まずに食べると、食事のスピードが上がり、お腹がいっぱいになる信号が脳から発信される前にたくさんの量を食べてしまうため、必要以上にご飯を食べてしまうことになります。
脂肪を溜め込みやすくなる理由
塩分を過剰に摂ると、脂肪を溜め込みやすくなります。
コロラド大学のリチャード・ジョンソン教授によると、塩分を多く摂ることにより、食事で摂ったご飯が「フルクトース」という脂肪を蓄えやすい性質を持った糖に変化してしまうそうです。
フルクトースは脂肪肝を促してしまう働きがあり、脂肪肝の悪化によって肥満体質になりやすくなります。
参照:「太らない」トリセツ
塩分を抑えた食生活を行うには?
減塩を始めてみたものの味が薄くて諦めてしまう...、そういった方が大半です。
継続的に減塩生活を続けるために有効な手段の一つとして、鰹節や昆布など天然素材で濃いめの出汁を利用してみましょう。旨味は濃いけれど塩分量を抑えた食事をすることが可能です。
また一度、無塩で過ごしてみることもおすすめです。3日間無塩で生活をしていると、多量の塩分で味の濃い料理に慣れきった舌(味覚)が変化し、食材本来の味を楽しめるようになります。
当サイトでは、無塩生活をサポートするスープを販売しています。興味がある方はぜひご覧ください。