ダイエットの新常識3:むくみ解消には「分数」が決め手
分数で考える塩と水のバランス
人間の体内の水分は真水ではなく、塩水です。この塩水の濃度は常に0.9%に保たれています。この数値を理解する鍵として、小学校で習った「分数」を思い出してみましょう。例えば、0.9%は少数では0.009、分数では9/1000と表せます。こうした数値の関係を理解することで、塩分ファスティングの仕組みをより深く知ることができます。
塩1gが水111gを左右する
「ホメオスタシス」という言葉をご存じですか?これは、生体恒常性とも呼ばれる、体内の状態を一定に保つ仕組みのことです。例えば、体温を36度前後に維持するために、暑いときには汗をかき、寒いときには震えて熱を生み出します。この調整機能は私たちの体の中で自動的に行われており、生命を維持する上で欠かせないものです。
塩分ファスティングでは、このホメオスタシス機能を活用します。体内の塩分濃度は0.9%で一定に保たれています。この濃度を維持するために、体は塩分と水分のバランスを調整しています。例えば、体内の塩分を1g減らすと、それに対応する111gの水分も体外に排出されます。この仕組みを利用して、無理なく体重を減らしていくのが塩分ファスティングの特徴です。
むくみや「ぶよぶよ」を引き起こす要因
人間の体内水分量は年齢によって異なります。
- 赤ちゃん:約80%
- 幼児:約70%
- 成人:約60%
赤ちゃんの体がぷよぷよしている理由のひとつは、体内の水分量が多いことです。この原理は、成人におけるむくみにもつながります。
むくみ(浮腫)は、体内で余分な水分が皮膚や組織に溜まり、正常に排出されないことで起こります。原因はさまざまですが、代表的なものとして以下が挙げられます:
- ホルモンバランスの乱れ
- 運動不足
- 長時間同じ姿勢をとる生活
これらの要因は自分でコントロールするのが難しい場合もありますが、「塩分の摂取量」を見直すことは、比較的簡単に実践できる対策です。
「1:111」の法則を活用する
塩分を1g減らせば、ホメオスタシス機能により、対応する111gの水分が自動的に排出されます。この「1:111」の法則を覚えておくことで、塩分コントロールの重要性を実感できるでしょう。
塩分ファスティングは、こうした仕組みを利用し、健康的にむくみを改善する方法です。体内の塩分量を意識的に減らすことで、顔や体がスッキリと整い、自分の理想に近づけることができます。
塩分と水分のバランスを理解しよう
人間の体内水分は0.9%の食塩水として常に一定の濃度を保っています。この濃度を維持する働きがホメオスタシス機能であり、塩分ファスティングを成功させる鍵です。塩分を適切にコントロールするだけで、体が自然に水分を調整し、スッキリとした変化をもたらしてくれるのです。
まとめ:塩分ファスティングで健康的な変化を手に入れる
塩分ファスティングは、塩分1gと水分111gの関係を理解し、その仕組みを最大限に活用するダイエット法です。ホメオスタシスという「完全自動」の仕組みを味方につけることで、無理なくむくみを解消し、健康的な体を手に入れることができます。
さあ、あなたも「1:111」の法則を活かして、体内のバランスを整え、新しい自分を発見してみませんか?
※著者より:
本文中で記載している「塩の量÷水分の量=0.9%」については、正確にお伝えすると「塩の量÷(塩の量+水分の量)=0.9%」となります。小学校で習う食塩水の公式です。しかし、「塩の量÷(塩の量+水分の量)=0.9%」という表記では非常に分かりにくく、本質を掴むために敢えて「塩の量÷水分の量=0.9%」と記載をしています。本記事中の食塩水濃度の記載は全てこの記載方法を取っております。悪しからずご了承下さい。
-----------------------------------------------------
【塩分ファスティング(とこわか式塩抜きダイエット)】
https://na-fasting.com/
instagram: https://www.instagram.com/na_fasting
・食べても痩せるダイエット法
・3日(もしくは2日)間、塩分を一切摂取しない日々を実践。
・1日3食しっかり食べ、水分も摂取。塩分だけをカット。食欲は我慢しない。
・その後、味覚・体型・心境の変化を確認。以前とは異なり、塩分量をケアしながら生活できるようになっている為、あなたはリバウンドしにくい味覚へと変化。