ダイエットの新常識29:食塩相当量1%以上なら、しょっぱいと感じるべき理由
「しょっぱさ」に敏感になることがダイエット成功の近道
ダイエットを成功させるためには、摂取する塩分量を見直すことが重要です。塩分を減らす目的は、健康を目指すためだけではありません。水太りやむくみを改善し、スリムな体を目指すために必要なステップです。
栄養成分表示をチェックしていますか?
ダイエットを志す人にとって、食品の「カロリー」や「たんぱく質」などに注目するのは当然ですが、「食塩相当量」を見逃していませんか?食品には一般的に「100gあたり〇〇g」として塩分量が記載されています。この数値を意識することで、むくみや水太りの原因となる塩分過多を防ぐことができます。
例えば、塩分の多い食品を日常的に摂取していると、体が水分を溜め込みやすくなり、顔や足のむくみ、体重増加につながることがあります。これを防ぐために、まずは食品の塩分量をチェックする習慣を身につけましょう。
人間の体液は0.9%の食塩水
覚えておきたいポイントとして、人間の体液は約0.9%の食塩水であるということです。つまり、食塩相当量が0.9%を超える食品は、人間の体よりもしょっぱいということになります。
ところが、スーパーで売られている食品の多くは食塩相当量が2%以上のものが少なくありません。このことからも、私たちが普段口にする食品には、体に不要な塩分が過剰に含まれていることがわかります。
スーパーでよく見かける加工食品の塩分量と濃度
以下は、スーパーでよく売られている代表的な加工食品の食塩相当量と塩分濃度の例です。
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カップラーメン:約5〜6g(1食あたり)→ 約1.5%〜2%
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しゃけおにぎり:約1.5〜2g(1個あたり)→ 約1.0%〜1.3%
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チキンからあげ:約2〜3g(100gあたり)→ 約2%〜3%
これらの食品は手軽に摂取できる一方で、塩分が多く含まれているため、水太りやむくみの原因となる可能性があります。日常的に摂取している場合は注意が必要です。
実体験:しょっぱい食品の意外な事実
先日、私の子供が「このメンマしょっぱい!」と言いました。気になって成分表示を見てみると、100gあたりの食塩相当量は3.3%。これは体液の0.9%をはるかに超える数字です。確かに「しょっぱい!」と感じるのも無理はありません。
しかし、驚くべきことに、このメンマは都内でも有名なスーパーチェーンで普通に販売されているものでした。つまり、多くの人が「しょっぱい」と感じるべき食品を日常的に摂取しているという現実があるのです。
塩分を減らすことでむくみ解消と体重減少
塩分ファスティングを実践することで、むくみや水太りの改善が期待できます。塩分を控えることで体内の余分な水分が排出され、顔や足のむくみが解消されるだけでなく、体重にも変化が現れます。
例えば、塩分を1日5g以下に抑えると、2〜3日で体が軽くなったように感じるケースが多いです。これは、体内に蓄積されていた水分が抜けることで起こる現象です。
塩分ファスティングを取り入れることで、体重が落ちやすくなるだけでなく、むくみによる「見た目太り」も解消できます。
ダイエットを成功させるために塩分に敏感な舌を
塩分ファスティングのもう一つの大きなメリットは、塩分に敏感な舌を取り戻せることです。これにより、濃い味付けの食品を自然と避けるようになり、塩分摂取量を無理なく減らせるようになります。
塩分に敏感になると、食生活全体が自然と改善され、結果的にダイエット効果が持続しやすくなります。水太りやむくみが解消されることで、体重減少を実感しやすくなるのです。
まとめ
ダイエットを成功させるためには、まず「しょっぱさ」に敏感になることが重要です。食品の栄養成分表示を確認し、塩分の多い食品を避けることで、水太りやむくみを改善し、スリムな体を手に入れる第一歩を踏み出しましょう。
塩分ファスティングを取り入れて、塩分摂取量を見直し、ダイエットの新常識を実践してみてください。